このページでは、黒川清流公園の四季折々の自然について、最新のニュースやトピックを紹介していま
す。カワセミハウスでは黒川清流公園で見られる動植物などを紹介するパンフレット『黒川清流公園の自然』
作成し無料でお配りしています。同パンフレットのPDF版はこのページからご覧いただけます。

  ⇒こちら


○ 2020年度<黒川マイスター講座>の受講生を募集しています。

  湧水と緑豊かな黒川清流公園とその周辺の魅力を伝え、身近な自然環境と私たちの暮ら
 しとが共生できる「日野市ならではの豊かな暮らし」を広めていただく「マイスター」を
 育成することを目的とし、「黒川マイスター講座」を開催します。

  講座修了後は、仲間や修了生たちと一緒に黒川を散策して、ちょっと気になる植物であっ
 たり、昆虫だったりと好きな分野を学んだり、これまで気が付かなかった黒川の魅力を再
 発見して、黒川を訪れた方などにその魅力を伝えるなど、緩やかに楽しく活動をしてもら
 えればと考えています。
 
  これからも学び続けて黒川の良さをもっと知りたい、伝えたいとお考えの方は、ぜひご
 参加下さい!

 <募集概要>

  ・対 象  :日野市在住、あるいは在勤もしくは大学生以上の在学者で、講座に
           8割以上出席できる方
  ・定 員  :先着順で10名(過去に受講された方も参加できます)
  ・参加費  :無料
  ・期 間  :2020年5月〜2021年3月まで(1回/月のペースで計11回を予定)
  ・会 場  :カワセミハウス及び黒川清流公園
  ・申込方法 :電話にてカワセミハウスまで
  ・申込期間 :4月7日(火)から4月24日(金)まで、ただし月曜日を除く
         〆切時点で応募定員に余裕がありますので、5月を通して募集
         を継続しています。

  


 ●「広報ひの」4月1日号に掲載された募集広告です。
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 <見て聞いて知ろう・くろかわシリーズ>が始まりました!

  カワセミハウス協議会には「環境分科会」という、環境活動を行う団体の集まりがあります。この環境分科
会では<見て聞いて知ろう・くろかわシリーズ>というタイトルの公開セミナーを年に数回開催しています。
  このシリーズは、豊かな湧水と緑に恵まれた黒川清流公園とその周辺の地域について、その自然や歴史・人
々との関わりについて、様々な角度から学ぶことを目的にしています。

  第1回目は、黒川清流公園に詳しい一ノ瀬正彰氏を講師にお迎えして、昔の公園についてのお話を聞き、
この地域のこれからについて皆で考えてみようという趣旨で、2019年2月2日(土)にカワセミハウスで開催
されました。参加者数は36名でした。

   


  第2回目は、2019年9月21日(土)にカワセミハウス館長小倉紀夫氏を講師に、黒川清流公園の名前の由来
にもなっている豊富な湧水について科学的に知ろうという趣旨で開催されました。湧水の水温や伝導率、流量に加え
パックテストで水質も調べました。参加者数は16名でした。

   

  第3回目は、2019年10月23日(火・祝)に「黒川清流公園誕生秘話〜あずまやと水路のお話」と題
して、昭和58年〜59年にかけて黒川清流公園の整備工事に携わった元日野市職員の笹木延吉氏を講師にお迎えし、
公園整備の経緯や苦労話などを聞かせていただきました。

   





 四季の<黒川清流公園の自然>

  ここからは、カワセミハウス内にあるデジタル・サイネージのモニターで公開している写真のうち、カワ
 セミハウスのスタッフが撮影したものを公開しています。


○ 5月初夏の黒川清流公園

  サイハイラン(采配蘭)
  キンランより少し遅れて5月頃に咲くランです。細長い花が片側にたくさん垂れ下がってつく様子を采配に
 見立ててこの名があります。山地の林の中などの半日蔭に生えますが、黒川清流公園では園路沿いのササが
 茂った場所で花が咲きました。支柱を立てて保護しているので優しく見守ってください。


  

  ドクダミ
  庭に生えるしつこい雑草というイメージが強いかもしれませんが、別名「十薬」とも呼ばれ、古くから民
 間薬として知られています。草全体に独特の匂いがあり、名前に毒と付きますが、ドクダミ自体に毒はあり
 ません。湿った日陰に群生するので黒川清流公園にも多く、6月頃になるとあちこちで白い花が見られます。


  

  イボタノキ
  モクセイ科の落葉低木で、初夏、ギンモクセイに似た芳香の白い花を枝一杯に付けます。黒川清流公園の
 園路や水路沿いで見られ、花が満開になると少し離れたところでも香りが漂ってきます。この木につくイボ
 タロウムシ(カイガラムシの仲間)が分泌する蝋物質は「いぼた蝋」と呼ばれ、古くからろうそくの原料な
 どに使われてきました。


  

  

  ミゾホオズキ群生
  黒川清流公園の水路沿いのあちこちで見られるミゾホオズキですが、大池付近の湧水の流れ(柵の中)に
 今シーズン一番大きな群生地があります。


  

  ヒメジョオン(姫女苑)
  よく似たハルジオン(春紫苑)は4月頃から咲き始めますが、ヒメジョオンは少し遅れて5~6月頃に咲き始
 めます。ハルジオンの花はピンク色ですがヒメジョオンはほとんど白と言っていいぐらいの薄いピンク色、
 ハルジオンの蕾は下を向きますがヒメジョオンの蕾は上を向いている、などの違いがあります。


  

  アメリカフウロの実
  熟した実を指でつまむと鞘がはじけて中の実が飛び散る仕組みになっています。


  

  カワセミ
  黒川清流公園ではわきみず池周辺で見ることが多いのですが、この日は大池に来ていました。メスです。
 今シーズンの繁殖情報が気になるところです。


  


  エゴツルクビオトシブミの揺籃
  エゴノキを食草とするオトシブミです。親はエゴノキの葉を切って丸めて揺籃(ゆりかご)を作り、
 その中に卵を産みます。揺籃が地面に落ちず、葉を切り取った跡がローマ字の「J」の形になるのが特
 徴です。

  


  アメリカフウロ
  北アメリカ原産の帰化植物で、道端に普通に見れます。フウロソウに似た小さなピンク色の花を咲か
 せます。カワセミハウス周辺の日当たりの良いところにたくさん生えています。

  


  コナスビ
  黒川清流公園の園路沿いに多く見られます。黄色い小さな花は葉に隠れて目立ちませんが、よく見るとな
 かなかきれいで、サクラソウの仲間というのもうなずけます。実の形がナスに似ているのでこの名があります。

  


  ノイバラ
  山野に自生するバラで、日本の野ばらの代表です。5~6月頃に直径2cmほどの白い花を咲かせます。枝に
 は鋭いとげが沢山あるので気をつけましょう。

  


  スイカズラ
  山野や道端に普通に見られ、黒川清流公園でも園路や水路沿いに見られます。5~6月頃に甘い香りの花を
 咲かせます。最初白色だった花は徐々に黄色みを帯びてくるので、一つの枝に白~黄色い花が咲いているよう
 に見えます。

  


  エゴノキ
  雑木林に普通に見られる樹木です。初夏、雪のように白い花を枝一杯にたくさんつけるので、
 「スノーベル(雪の鐘)」の英名があります。

  


  ヒバカリの幼蛇
  ヒバカリは水辺に生息する蛇で、大人の体長は40~60cmほどの小さな蛇です(アオダイショウは大きいもの
 で2m以上)。「咬まれたらその日ばかり(の命)」が名前の由来ですが、毒はなく、人間にを咬むことも
 ほとんどないおとなしい蛇です。

  


  ヒモワタカイガラムシ
  黒川清流公園で不思議なものを見つけました。エノキの枝に直径2cm程の白い輪っかがたくさん付いています。
 調べたところ「ヒモワタカイガラムシ」というカイガラムシでした。
 写真の薄茶色の楕円形のものが虫の本体(メス)、白い輪っかのように見えるものは虫の分泌物でできた卵嚢
 (中に卵がある)です。黒川清流公園の水路沿いにあるので探してみてください。

  



○ 春の黒川清流公園

  4月下旬、キンランが咲き、ハラグロオオテントウも顔を見せるようになってきました。
 キンランは園路沿いに見られますが、支柱を立てて保護されていますので優しく見守ってあげて下さい。
 保全地域の柵の仲では30株ほどが花を咲かせています。


  

  


 ハラグロオオテントウは全長が1cm以上(11〜12ミリ)もある大型のテントウムシです。クワキジラミ
 というキジラミの仲間を食べます。成虫は5〜6月に見られます。

  

  

  


  


 ヤブタビラコは、葉がタンポポに似ていますが、タンポポよりずっと小さい黄色い花をつけます。春
 の七草の仏の座(コオニタビラコ)によく似ていますが全体に毛深く、コオニタビラコと違い乾いた
 土地にも生育しています。黒川清流公園ではごく普通に見られます。

  

  


  4月も中旬になると桜の花も散り、代わってアマナやキンランなど野草の花が一斉に咲き始めました。
  

  

       

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  


  4月に入ると、大きな声で鳴くガビチョウなどの姿が見られ、色々な種類のスミレなど春の花が咲き始めました。

  

  

  

  

  

  

    

    


○ 初冬の黒川清流公園

  12月に入り気温が下がってきて、豊田の住宅地に点在する畑では霜柱が見られる日が増えてきました。
まとまった量の雨が降らない冬になると、公園の湧水の量も減ってきますが、それでも湧水が涸れるという
ことはありません。公園内の池には冬の水鳥の代表格カルガモが例年と変わらぬ姿で泳いでいます。

    

    


○ 秋深まる黒川清流公園

  11月に入り朝夕が寒くなると共に木々も紅葉が進み、ナンテンの実も赤く色づいてきました。黒川清流公園の清流
にはヒゲナガカワトビケラの幼虫も住んでおり、秋になるとふ化した成虫も見かけるようになりました。

    

    

    

    

    

    

    

    


○ 10月の黒川清流公園

  9月に続いた台風の強風は黒川清流公園の樹木にも大きな傷跡を残しました。それでも徐々に秋の植物や生きも
のの姿が見られるようになってきています。

    

    

    

    


○ 9月の黒川清流公園

  9月に入って少し秋の気配が感じられる日も出てくるにつれ、コブシやヤマボウシの実も次第に色づいて来まし
た。タマゴタケの群落も見られます。

    

    

    

    


  9月4日(火)に近畿地方を抜けた台風21号は、その強風によって進路から離れた日野にも爪痕を残しました。
黒川清流公園でも樹木が強風にあおられて枝が折れただけでなく、コブシの木が根こそぎ倒れたり、アブラチャンの木
が折れたりしました。6日(木)にはこれらの風倒木や枝は片づけられました。

    

    


○ 夏の黒川清流公園

  7月、8月の黒川清流公園はチョウやカナブンなどの昆虫と、水辺に咲くミゾホオズキやコバギボウシなどの野草
が多く見られます。お盆を過ぎてヤマユリの大きな白い花も次第に見られなくなってきました。

    

    

 

    

    

    

    


○ 6月の黒川清流公園

  豊田駅前にあるツバメの巣では今年2回目のヒナが育っています。何かを飲み込んで腹回りが膨らんだア
オダイショウが姿を見せ、コフキゾウムシやミゾホオズキなど夏の野草が見られるようになってきました。

    

    

    

    


○ 5月の黒川清流公園

  5月は野草に飛来したチョウが、それぞれ特定の野草(食草)に卵を産み付けます。ジャコウアゲハの卵は、
 たまたまカワセミハウス裏手に一本だけ生えていたウマノスズクサの葉の裏に見つけたものです。
 ゴマダラチョウは、食草のエノキに卵を産み付けに来たものです。

    

  オトシブミがエゴの木の葉を丸めて揺り籠を作っています。この中に卵を産み付け、幼虫が育ちます。
 豊田駅のツバメの巣では卵が孵ってヒナが顔を出しています。

    



○ 4月の黒川清流公園

  4月の緑地は野草と野鳥の季節になります。野草では、毒性のあるケシ科のものも多く、
 また飛来したツバメが駅周辺に巣を作り始めました。

    

    

    

    



○ 3月下旬の黒川清流公園

  4月が近くなると、大きな声で鳴くガビチョウなどの鳥だけでなく、スミレなど春の花が咲き始めました。

    

    

    

    


○ 3月上旬の黒川清流公園

  3月になって冬の間は見られなかったカメなどの生きものが顔を見せ始めました。カキランやコブシなど
 の花も咲き始めました。

    

    


〇 2月の黒川清流公園

  「2月18日からヒレンジャク10羽ほどの群れ(キレンジャクも含まれているよう)が来ている。」との
情報が、写真を撮りに公園に来られた方から寄せられました。
 2月19日に市民の岩井満夫氏が撮影されたヒレンジャクの写真4枚を、3月末までカワセミハウスのサイネ
 ージ・モニターでご覧いただくことができます。宿り木の実を食べるシーンやそのタネをフンとして出してい
 るシーンなど貴重な瞬間をとらえた映像などが含まれています。

 → ヒレンジャクの写真はカワセミハウスで見ることができます。